基本動作 体の変奥、同氣の流れ
武 器 杖取り、杖投げ
今日の稽古は杖取りと杖投げ。稽古相手は全員と。ちなみにうちでは相手の杖を奪うのが杖取り。杖を奪おうとする敵を逆に投げるのが杖投げと言って区別しています。ところで今日は師範の体調が今ひとつだった様で見本だけで稽古には加わりませんでした。技を盗むのは受けるってのが一番なんですが、客観的に見るってのも大切なんですよね。
呼吸投げにしても体術の呼吸投げと太刀取りの呼吸投げ、杖取りの呼吸投げでは同じ動きの呼吸投げでも厳密に言うと違うんですよ。太刀は掴めませんが徒手と杖は掴める。そした状況の諸々の違いから技が変わってくるのは当然の話し。そうした違いを見極め実践するのが上級者なのですが、太刀取りの動きをその侭、杖取りでやってしまいました。
その他に例えを言うならば体術の侭の位置で掴んでしまうと足を切られる危険があるので、体術での小手返しと太刀取りの小手返しでは相手の手を掴む位置が違う。遠い間合いからの攻撃をされる杖は手繰るために突くとも言われ突けば素早く手繰もの。だからしっかり掴んでいなければいけない。初心者ならいざ知らず長年やっている者が久し振りの稽古と言えど直様違いが分からなければならないと。
違いの分かる男じゃなければいけないのに単に違う男だったと言うことです![]()
