基本動作 体の変更、同氣の流れ、両手取り呼吸法
体 術 正面打ち込み小手返し、正面打ち小手返し、片手取り小手返し、肩取り正面打ち小手返し
今年は暖冬のはずなんですが今日は今年になって2度目の雪。まあ、ざらめ模様の雪で積もらなそうなのが救いです。さて、そんなシンシンと冷える雪模様の今日の稽古は小手返しシリーズ。稽古相手は後輩M女史A。とある高名な武道家が、最盛期は何時ですか?と問われ、最盛期ではなく前世紀ならあると言ってました。
意味とするならば常に新しい事にチャレンジしているので、ピークだなんてものはないってはもんでしょうかね。同じ様なことをとある伝統工芸の人間国宝の方も言ってました。同じことを繰り返すのは伝承。常に新しいことにチャレンジ生き残っていくことが伝統を守る事だと。
合気道も型の稽古と言えど常に進化を心がけて稽古をするべきなんでしょうねぇ。開祖をして合気道の技の完成にはあと100年掛かると言わしめたものだから、まだまだ改良の余地はあるはずなんです。まあ、改良のつもりが改悪になるって事もあるのですが、現状に甘んじず、チャレンジし続ける。それが伝統となって次の世代へ受け継がれていく。
いや、突然、伝統だ伝承だなんてのを言い出したのは、今日の稽古で名指しこそされませんでしたが、小手返しの返し方で、先輩ほどやりがちな間違いをするってなことを師範が言ったのです。それって自分のことなんですよね。昔はそうやれって言ってましたもん。それに実際の動きの変化はほとんどありません。稽古では大抵の人にその返し方でも通用します。
ただ、師範とすればもっと上を目指す。今日より明日、明日より明後日と日進月歩させていく。何時までも同じことをしていちゃアカンと言うものなんでしょう。自分も分かってはいるんですが、こうしてブログ書きながら酒を飲んでしまうと次の小手返しの稽古の時には綺麗すっぱり忘れてしまうんですよ。ほんと自分で閃いたり、腑に落ちたりしたものじゃないと中々身に付かないんですよね