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Channel: 男心と冬の空
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今日の稽古 9回目

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基本動作 タイの変更、同氣の流れ、諸手取り呼吸法
体   術  座法正面打ち1教表裏、片手取り四方投げ裏、終末動作呼吸法
 
今日は天気もよく小春日和と言うまでにはいきませんが風もなく穏やかな日でした。強い寒波が過ぎ去ったばかりなので、そう思えるのかもしれませんが、段々と春に近付いている感じがします。さて、そんな今日の稽古相手は久し振りに座り技と表ではなく裏技の四方投げ。稽古相手は子供2人と3人稽古。
 
以前、フランスでの稽古風景の画像で、足の指が曲がらず畳に指先が立っているの見て、正座の習慣のない欧米人は大変だなぁって思っていましたが、どうやら日本人でも最近の子は跪坐(つま先立ちの状態)が苦手の子が多くて、つま先立ちをしろと言っても指の腹が畳につく形ではなく、バレリーナの様な指先をする子がいます。そう遠くない将来、日本での稽古風景で、あのフランス人の様な者が多くなる気がしてなりません
 
まあ、座法って高級武士の習得技術であったから有り難られただけで、野戦を主体とした武道にはありませんし、そんなに無理にする必要もないのでは?などとは思っています。もちろん足を使い難い座法は、腰の動きを純粋に学べるのでやる必要はありますけどね。ただ膝を壊してまでする必要もないじゃないかと密かに思ってはいます 怪我をしない様に、故障をしない様に常に気をつける配慮が稽古には必要なのかと。
 
稽古で怪我をして稽古を休まざるを得なくなったブログ友の方もいます。岩間の教えで技は厳しく投げは優しくと言う教えがありますが、逆に言うとそうでない人が多かったからこそ、そうした教えが生まれたわけで、それほど稽古に怪我が付き物であると言うことなんですよね。
 
もちろん悪意があれば別ですが稽古中の怪我の大半は誰が悪いわけでもなく間が悪かったと言うのが多い。が、怪我をしてしまってからでは遅いんですよね。怪我をする場合、どちらかに油断があった。もしくは両方。武道の稽古だからこそ、何時もと同じ稽古でも常に油断をしない在戦戦場の心構えが必要かと。
 
それでもやはり怪我をするのも武道の稽古。自分も大きな怪我こそしていませんが、右手で右肩、左手で左肩を触れようとしても指先が肩に10cm近く離れてしまい触れられません。また肘も真っ直ぐにも伸びませんうちの師範なども片方の踝を数回骨折しているので前方に傾かなくなっています。
 
それでもみんな稽古しているんですよ。まだまだ自分なんか良い方で、隻腕の武道家、車椅子の修行者などもいるくらいです。不自由な部分があってもそれを補う工夫があれば稽古はいくらでも出来る。ただ、怪我をした時は大人しくするってのが原則ですけどね。慣れぬ内は怪我した所を庇って、負担が掛かって違う所を怪我してしまうってのは良くありますから。
 
ま、自分の場合、怪我をしたらばっさり稽古は休みます自分はあまり好きじゃないのだけど見取り稽古なども気付きの良い機会だったりします。怪我をした時の経験を活かし同じ過ちは繰り返さない。合気道は再来年で30年目となりますが、休む時は休み、無理をしないてのが長く続けていく秘訣じゃないのかと。

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