基本動作 体の変更、同氣の流れ、諸取り呼吸法
体 術 正面打ち1教表裏、正面打ち2教表裏、正面打ち四方投げ、正面打ち入身投げ、終末動作呼吸法
今日は今年最後の寒波が来ているとかで寒い一日でした。まあ、北海道や東北地方の様に吹雪くとかはないので着込めば良いってもんですけどね。そんな中での今日の稽古は正面打ちシリーズ。今日は長野で指導している後輩マルちゃんが来訪。返し技をすると言う話しでしたが、来ていきなりじゃ大変かと通常の稽古でした。
長らく来ていない人が、ひょっこり来ると別の意味で懐かしいって事があります。当時、習っていた動きや考え方を再現するんですよ。後輩マルちゃんだって同じ時間が流れているはずなんですけどねぇ。それともうちの師範の変化が大きいのか?自分はそんな事があるだなんて全く気づかなかったのですが、後輩マルちゃんがいた5年ほど前、先輩から稽古相手を選べるって誰かが言い出したらしく、先輩の出方を伺っているんです。
うちの稽古のシステムは後輩が今日の稽古相手として先輩を選びます。なので先輩は技が乱暴だたり、意地悪な事をすればたちまち人が寄り付かなくなり、寂しい思いをします。合気道は一人で稽古できませんから、そうなった時、自らの行いを反省しなければならない。開祖が合気道の稽古は引力の養成だと言いましたが、人が集まってくる人気と言うのもひとつの引力の作用で、自己満足に陥らない様にするのも必要なんですよ。
なんだけど、稽古相手を選ぶのに先輩に優先順位があるだなんて事は全くない。いったい誰が言い出した事なんだろう?確かに先輩後輩の立場に差はあって、一日でも先輩なら先輩なんですが、稽古相手を誰にするかに置いては平等なはずなんですけど。行き過ぎた上下関係には弊害がある。そんな事はない。今度の稽古の時は稽古相手に師範を選びなよと言っときました