基本動作 体の変更、同氣の流れ、諸手取り呼吸法
体 術 後ろ両手取り1教表、後ろ両手取り十字投げ、後ろ両手取り腰投げ、
後ろ両手取り3教きかさないで、終末動作呼吸法
今日の稽古は後ろ両手取りシリーズ。稽古相手は子供と。子供と言っても4月からは中学2年生。身長差もだいぶ縮まって、5~6cmくらいかもしれません。小学生低学年からやっている子なのでイメージは子供なんですが、その成長ぶりには驚くばかりです。ちょっとこの前まで、腰投げは少し屈む程度で腰に乗りましたが、このくらいの身長差だと基本の形にならないとダメ。こんな所でも成長が伺えます。その分、こちらも楽に腰投げができる様になりましががね
稽古では基本の形を学ぶのが大切なんですが、あまり体格差があると返って基本の形では対応できない場合もあったりします。なんで出来るだけ体型の似た人と組むのが理想。指導者も自分の感覚の中で指導するので、大柄な人は小柄の人の苦労を察する事は出来ますが、実感はしていない。その逆も同じ。教わるにしても同じ体型の人の方が、苦労も共感出来たり、また分かり易くアドバイスができたりするもんなんです。
ただ、同じ体型の人ばかりもでダメで、同じ様な人ばかりだと動きに慣れて予定調和に成り易い。各流派の本部道場の様に色々な体型、色々な人種、色々な職業の人など多彩な人がいる道場はやっぱレベルが高いです。もう、こればっかりは指導者の指導力だけでは如何ともしがたい部分ですから。だけどないものはない。あるもので創意工夫する。まあ、そうした段階を抜けてしまえば、もう誰とやっても良い稽古に出来る様になるんですがね。
ところで体の変更で、手の形にあれこれ考えてます。基本は掴まれた後、へそへ指先を向けて入るのですが、そうすると思う様に人がついてこない場合がある。せっかく握ってくれた手のフイット感がなくなり、相手の握り方いかんでは小指が離れてしまう。指先を相手側に向けた侭で、指先が真下くらいに来た段階で体を変更し始めると、まあ、いい感じにはなりますけど。
が、基本とするとものは指はへそに向いていると言う教え。基本はあくまで基本で、その先に応用があるもの。基本が大切だけど、拘り過ぎても落とし穴がある。だけど経験上、基本ってのは、そう勝手に変えられるほど単純ではありません。たがただ20数年年くらいのキャリアで思いつく位のモンなんて甘いものでもないんですよね。と堂々巡り
自分が未熟なのか、相手の握り方が悪いのか。まあ、自分の未熟なんでしょうけど 所謂、真空の氣を纏えてないってことで・・・。だけどそんなもん、どれだけやれば出来るんだと思ってしまう今日この頃。