基本動作 体の変更、同気の流れ、諸手取り呼吸法
体 術 片手取り1教表裏
対武器 杖取り1つ
武器技 杖の素振り 直突き
今日の稽古はちょいと何時もと違う流れで稽古しました。初心者がいるのに普段はやらない杖取りを。ですが杖の基本中の基本である突きを稽古していない人に杖取りは無理。急遽取り止め杖の素振りになりました。 まー、最近人の出入りが多いですからね。師範もやったもんだと勘違いしちゃったんでしょ そんなこんなで今日の稽古は後輩Kさん。杖取りの時は後輩Cと後輩Tを加えての4人稽古。
まだ杖投げだから良かったのですが、これが杖取りになると最低限の素振の形になってないと稽古になりません。ちなみにうちは相手の杖を奪うのを杖取り、で、取ろうとする相手を投げるのを杖投げと区別しています。んで、杖取りも杖投げも最低限の形ができてないと稽古になりません。実践を意識するなら基本通りに出来てない人と稽古をするのもひとつの修行ですが、稽古はあくまで稽古ですからね。
稽古とは形を学ぶものなので、相手に合わせて形を崩した稽古をしてもそれは良い稽古とは言い難い。まあ、この辺は指導者によって違うと思いますが、うちではヘタっぴな仕手を叱るのではなく、合わせて形を崩した受けの方が叱られます 達人ともなれば、ヘタレな仕手相手でもどうにか出来るもんなんですかねぇ。
むしろ逆なら出来るですが この間の杖の払いの稽古で、避ける動作は剣を一歩とした場合、杖は半歩と言われます。杖は軽く長い武器なので回避運動も最小でなければならない。なので半歩。この間、杖の払いの稽古で組んだ後輩Oさん、3段でもあり、初心者ではないのですが、どうしても一歩以上を動いてしまう。それに都度注意しなければ、直線上にも乗らない。
後で何で?そうした方が良いと?と聞いた所、だって怖いんだもんと…。なんでついつい大きく動いてしまうとの事。いやー、ある程度は自覚あるのですが、自分は武器を持つとちょっと気合の入り方が違いますからね 自分の思惑とは逆方向ですが、触れずに相手を動かせたと言えば言える。あとは逆が出来れば完成ですが、それが出来れば苦労しないってもんです。