基本動作 体の変更、同氣の流れ、諸手取り呼吸法
体 術 片手取り小手返し、正面打ち小手返し、正面下段突き小手返し、横面打ち小手返し、終末動作呼吸法
今日は小手返しシリーズ。稽古相手は後輩Tn。小手返しは、演武の時、困った時の小手返しと言われるくらいやり易い技なんですが、実は簡単そうで難しい技だったりします。ま、技なんてみんなそうなんですが、初心者なんかに教える時、四方投げなんかに比べるとすぐにそれなりの形になりますからね。
ただ、妙に関節とかが柔らかいとか相手にしっかり氣が伝わらなかったり、逆に固い人なんかだと中心を崩し難い。で、最後の頼みとばかり手首を強くひねってしまいがち。それっぽく技を掛けるのは簡単でも、レベルを上げて技をかけようとすると難度が上がるってのが小手返しだったりします。
ところで、うちの会派の演武会が来月に迫り、さすがにのんびりしてはいけなくなりました。師範より、弟子演武の面倒を見てと言われたのですが、出場者の黒帯が圧倒的に少ないんです。演武の為の稽古はしないのがうちのポリシーなんですが、さすがにそんな事、言ってられなくなりました。
今回、演武会出場者で、短剣取りの稽古の経験が多くてで2~3回。一人やった事がないって者もいます。さすがにそれでは無理があると急遽、稽古後に自主練をやってのですが、はっきり言って間に合いません。だったら気合で誤魔化せと言ったら、普段、日常生活で大きな声を出さないので、声を出そうとすると逆に力んじゃうって言うんです。そんなもんなんですかねぇ。気合ひとつでもジェネレーションギャップを感じてしまいます