基本動作 体の変更、同氣の流れ、諸手取り呼吸法
体 術 正面打ち1教表裏、正面打ち2教表裏、終末動作呼吸法
今日の稽古は正面打ちシリーズ、稽古相手は後輩2人（女性と野郎）と3人稽古。２人とも入ったばかりで、受身も微妙。となるとなかなかに気を遣います。2教もどこまで掛て良いのやら。基本通りにやろうとするとある程度は掛けなければならず、と言ってそこまで掛けようとすると非常に痛がります。なので手加減すると基本の形で固められず、加減をした掛け方すると基本ではない固め方を後輩が覚えていく…。
ところで後輩Oさん（10歳年上の方）に言わせるとSちゃんは細かく教え過ぎ。そんな細く言ったって分からないんだからと言います。けど言わないと何時まで経っても変わらないんですもん。ドイツの偉い人が、偉人は歴史で知り、凡人は経験で知る。愚者は歴史を繰り返すと言ったそうです。武道に言い換えれば、才能のある者は人の失敗や成功を我が物として正しきを知り、凡人・・・ま、自分ですが、経験を重ねて覚えていく。愚者は、何度やっても同じ間違いをするという感じでしょうか。
ま、自分が凡人なので偉そうには言えないのですが、同じ間違いを繰り返すのだけはやめて欲しい。で、何で同じことを繰り返すのは意味が分かってないから。氣だ呼吸力だと言いますが、合気道の技の大半は物理的な現象であり、理にかなっている。理が分かれば、どうすれば良いのかが分かる。経験不足で上手くは出来なくとも少なくとも同じ間違いは減るはずと思うのですよ。
もっとも理屈が分かっても出来るもんでもない。出来るから理屈も理解できるってのも現実なんです。自分も後輩が言っている意味の半分も理解してないんだろうなァと思いつつも、武道と言えど少しは考えろよ・・・と言いたいだけなんですけどね。それが後輩Oさんに言わせるとどうやら細かいらしい![]()
